【再び唖然】再び18歳未満にフリープレイなし（9月）

PS5を持っていない18歳未満の加入者にとって、9月のフリープレイはないのと同じ状態になっていた。過去に4月のフリープレイに続き2回目である。4月のフリープレイの際にも、こうした「18歳未満のユーザーを軽んじているのでは？」と言いたくなるようなことをソニーはしない方が良いのではないだろうかと提言したが、9月のフリープレイで再び同じ状態となってしまった。

【唖然】18歳未満のPS Puls購入者に 4月のフリープレイはなし！

PS Plusのフリープレイでダウンロードできるゲームには年齢制限がある

PS Plusは、ゲームを無料でダウンロードできるフリープレイというサービスがある。フリープレイで遊べるゲームは、1か月毎に入れ替わる。PS Plus加入している間であれば、いつでもフリープレイで入手したゲームを遊ぶことができる。提供期間が終わった後でもOKだ。有名タイトルが提供されることもあり、これを楽しみにPS Plusに加入している人も多いのではないだろうか。

ところが、全員が同じサービスを受けられているのかというと違う。フリープレイのダウンロードには年齢制限があるからだ。18歳未満のユーザーであればCEROレーティングZのゲームはダウンロード購入することはできない。ダウンロードを予約することもできず、提供期間の終了とともに権利はなくなってしまう。もちろん年齢制限はある程度は仕方のないことである。それは、ゲームの内容を踏まえてユーザーを保護するための制限であるからだ。とはいえ、同じ金額を支払っているにも関わらず同じサービスを受けられないのは、加入者にとっては納得できないことだ。

PS5を持っていない18歳未満のユーザーにとって、9月のフリープレイはないのと同じ

9月のフリープレイのダウンロードが開始されたが、4月の時と同様に「18歳未満のユーザーを軽んじているのでは？」と言いたくなるような内容だった。18歳未満の加入者が遊べるソフトにPS4用のゲームがないのだ。4月のフリープレイは、『ヒットマン２』、『Predator: Hunting Grounds』、『Overcooked! – オーバークック 王国のフルコース』の3本だった。『ヒットマン２』、『Predator: Hunting Grounds』の2本は、CEROレーティングZのため18歳未満の加入者はダウンロードすることはできない。残りの『Overcooked! – オーバークック 王国のフルコース』はダウンロードはできるもののPS5限定の提供のため、PS4ユーザーの場合は遊ぶことができない。そのため、PS5を持っていない18歳未満の加入者にとって、9月のフリープレイはないのと同じ状態になってしまった。これは、4月の時と同じ状況である。

なぜフリープレイなしの月が繰り返されるのか

どうやらソニーは18歳未満のユーザーの取りこぼしをまったく気にしていないようだ。フリープレイのラインアップをもう少し考慮するとか、CEROレーティングZのフリープレイがある月には、18歳未満向けに何か別なサービスを用意するなど、18歳未満の加入者に対する不公平感を少しでも小さくすることはいろいろ考えられるはずだ。それなのに、4月に引き続き9月も18歳未満の加入者が不公平感を持つ同じ状態となってしまった。だから、結局のところソニーにとって18歳未満のユーザーはまったくターゲット外なのだろうと思う。

これは前回も書いたが、9月のフリープレイ『Overcooked! – オーバークック 王国のフルコース』は、18歳未満のユーザーであってもPSストアからダウンロード購入することができる。PS5限定のゲームのためPS4で遊ぶことはできないが、将来PS5を購入した際には遊べるようになると思うので、せめて、そんな日に備えて（たとえ今は遊べないとしても）入手だけはしておこう。