なぜサルゲッチュはPS4で発売されないのだろう？残念…。

なぜサルゲッチュの続編は作られないか？それについて考えてみた。

PS4版サルゲッチュが存在すると思っている人も結構いるらしく、実際に僕もそう思っていた。なぜそう言えるのかというと、それは、Keyword toolでの検索ワードランクがそう語っていたからである。[サルゲッチュ]と[PS4]をキーワードとして一緒に使って検索している人が多いのだ。「PS4版もあるはず」と思いPSストア調べてみても見つからない。それで、このようなキーワードを組み合わせて検索しているのだと推察した。

では、なぜサルゲッチュの続編は作られないのか？いろいろ考えてみてサルゲッチュの続編はなぜ作られないのか、自分なりに納得を得られた。僕の考えはこうである。

サルゲッチュってどんなゲーム

ゲーム内容

サルゲッチュはPS1、PS2用のアクションゲーム。主人公を操作してステージ内に隠れているピポサルをすべて捕獲すればクリアというシンプルな内容である。シンプルとは言え、ピポサル達は意外なところに隠れていたり逃げ足も速いので簡単には捕獲できず、アイテムを使い分けながらピポサルと知恵比べをするという、なかなか奥深い内容になっている。

作品

続編が作られるゲーム

そもそも続編が作られるゲームとは、どのようなゲームなのか？それは、一言では言えないかもしれない。ここでは２つの要素を考えてみたいと思う。

前回よく売れたかどうか

前作がよく売れたかどうかは重要な条件である。メーカー側も当然大ヒットさせたいと考えている。前作の売上本数を元に数を期待しているはずだ。10万本売れたゲームより、100万本売れたゲームの続編を出したい…と思うのではないだろうか。

前作の評価が高く固定ファンが多いかどうか

評判が良い作品であれば固定ファンが付いているはずだ。このタイトルの続編なら必ず購入したいというユーザーはいるはず…と、メーカー側は当てにしているはず。

一からの新作であれば、実際に売れるかどうかはフタをあけてみるまでわからない。ところが続編であれば、ある程度の売り上げはフタを開けずとも見込めるのである。新しい固定ファンを付けるのは大変だが、すでに固定ファンがいるタイトルであれば、メーカー側としても、一定数売り上げが確保できるタイトルとして安心して開発できるのである。

サルゲッチュはは続編が作られる条件を満たすか？

さて、以上を前提に、サルゲッチュが続編が作られる条件を満たしているか確認をしていこうと思う。

意外と売れていなかった。

まず、サルゲッチュは関連作品含めてミリオンセラーになっている作品は１つもないことが分かった。※１
あれだけ目立つゲームタイトルで、まさかミリオンセラーのリストにランク外だったとは…。

ランク外だったので、メインシリーズの国内売り上げはどうだったか調べてみると、『サルゲッチュ』が累計29万3569本、『サルゲッチュ２』が累計26万9367本、『サルゲッチュ３』が累計21万2535本という結果。※２

どうも、人気は下降気味だったようである。『サルゲッチュ2』、『サルゲッチュ３』共に、発売開始より約3か月後には廉価版が発売されている。まあ、廉価版発売は、中古販売への対抗措置ではあるのだが、それにしても3か月は短い。そこから推測すると、思ったより売り上げが伸びず何とか売り上げ本数を押し上げようしていたのかも知れない。

一定数ファンはいるものの多くはない。

正確な固定ファンがどれくらいいるのかは知る由もない。ただ、2年ほど前にPlayStation.com内に、サルゲッチュ20周年特設サイトが用意され、現在でも残っている。この時のイベントで用意されたツィッターの公式アカウントのフォロワー数を確認してみた。フォロワー数は、記事を書いた2021年3月時点で3.8万人。15年もナンバリングタイトルが出ていない状況であっても決して離れないファンが一定数いることが分かった。ただし、売り上げに与えるインパクトという点では正直少し寂しい数ではある。

この特設イベントに関しては、SIEジャパンスタジオ解散前の最後のファンサービスだったのでは？という説がある。もし本当だとしたなら、なかなか胸熱になる。※３

まとめ

調べてみて『サルゲッチュ』の新作は望み薄と諦めるしかないと思った。

でも、これは残念だと思っている。サルゲッチュみたいに子どもでも楽しめるゲームってPS4、PS5には少ないのだ。ニンテンドースイッチが幅広く遊ばれるのには、低年齢層をしっかりサポートしている背景があると思う。実際、PS4ユーザーの年齢層は15歳以下の割合が低いが、家族がいれば遊び手となる可能性もある。

もちろん、本当に万一『サルゲッチュ』の新作が出るのなら是非購入してみたいと思う。

※１参考『ウィキペディア（Wikipedia）』ミリオンセラーのゲームソフト一覧

※３参考『はちま起稿』【泣いた】二年前、『サルゲッチュ』20周年公式アカウントが突然現れるも、新作発表もなく去る　→　今振り返ると真意は◯◯だったのではないか