- 日本でザビエルといえばハゲの代名詞である。
- そもそもザビエルはハゲでもトンスラでもなくフサフサだった。
- 私たちが知る肖像画は、死後数十年経ったのちに想像で描かれたものだった。
1.日本でザビエルといえば「ハゲ」の代名詞
1.1.日本でザビエル=ハゲが定着したのは?
まずはじめにハゲに悪意はないとお断りしておこう。
さて、日本でザビエルといえばハゲの代名詞。
その原因となったのは、恐らく小中学校の教科書に掲載された、このザビエルの肖像画だろう。
どういう理由かわからないが、この肖像画は、日本で唯一のザビエルのイメージだった。
画家にそのような意図はなかっただろうが、この肖像画は、小中学生にはおもしろい絵と認識された。頭を光らせたり反対に頭頂部を塗りつぶしてフサフサにしたり、多くの生徒の教科書のザビエルはいたずら書きの餌食となったのであった。
そして、ザビエルといえばハゲ、ハゲといえばザビエルのイメージは定着していく…。
1.2.あれはハゲではない、修道士のトンスラだという人も
したり顔で、あれはハゲではない、修道士のトンスラだという人もいた。聖職者が頭頂部の髪の毛を円形状に剃る髪型をトンスラという。
「ヘアースタイルのようなものだ。ハゲではないのだ!」
「いや、そりゃ知ってるよ...。」
そうだ、全ハゲはザビエルではないだろう。頭頂部だけハゲがザビエルスタイルだ。
小学校で頭頂部のハゲた先生のあだ名はたいてい、サビエルかカッパだったなぁ。
1.3.そもそもザビエルはハゲでもトンスラでもなかった。
2.日本人はこのイメージに囚われていた。
2.1.私たちが知る肖像画は想像で描かれたもの。
私たちが知る肖像画は、ザビエルの死後数十年経ったのちに想像で描かれたものらしい。
日本人はこの肖像画のザビエルのイメージに囚われていたのだ。
おぉ、髪よ、許したまえ。。。。
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